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乾電池のあれこれ（現在地）

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ここでは、乾電池についていろいろとお話していきたいと思います。

電気が起こる仕組みとか、そういう専門的なことではなく、実用に際して押さえておきたいポイントなどをご紹介していきたいと思います。

Aoshima自身は専門家ではありませんので、100%正確な情報とはいえない部分もあるかと思われますので、情報をご利用になる方はご自身のリスクで活用ください。

乾電池にも、同じ大きさなのに「マンガン」や「アルカリ」など複数の種類がありますよね。ただ使うだけならもちろん使えるんですが、これらの特性を理解して使えば、より効率的になりますよね。

呼び方が異なると不便ですよね。でも、この表があれば海外製品の使用電池の表示が分かったりして、便利に使えると思います。

マンガン電池：例えるなら、短距離走者。容量が少ないので大きなパワーの連続使用には適さないんですが、休ませることで回復する性質があります。時計やリモコンなど、少ない容量を継続的に使う機器や、単発的に使用するものに適しています。

アルカリ電池：マンガン電池に比べて容量が大きいので、大電流を連続使用するような機器、例えばデジカメや携帯音楽プレーヤー、電気で動く玩具などに適しています。

さらにハイパワーなオキシライドが登場しました。初期電圧が高かったため電子回路や部品に負担がかかることがあり、発熱や寿命が短くなる、などの弊害もありました。懐中電灯に使用すると、電球のフィラメントにかかる負担で寿命が短くなるようで、製造元であるパナソニックはこれらの機器には使用しないように、としています。

現在では「EVOLTA」という新しいアルカリ電池が登場したことで、オキシライドは生産を終了しています。

乾電池にも、賞味期限のようなものがあります。これは「期間内に使用を開始すれば電池は正常に作動し、JISに規定する持続時間などの性能を満たしますよ」というものです。つまり、フル・パフォーマンスを期待できる期間、ということですね。

マンガン電池で２～３年、アルカリ電池で５年、というのが一般的な期限のようですが、パナソニックのEVOLTAのように10年、という製品も存在します。防災グッズとして備蓄しておくのには十分すぎる期間といえますね。

もちろん、期間を過ぎてしまったら使えない、というわけではありません。

まず、自宅にある防災用品を確かめましょう。懐中電灯や小型ラジオなどが一般的だと思いますが、どの種類の乾電池を何本使うのかによって、備蓄する種類や本数が異なってくると思います。

充電できるタイプの乾電池「エネループ」も、備蓄という点ではゴミが出ないので好ましいかと思います。もちろん、使わない時期が長ければその分自然放電してしまうので、そのあたりは面倒でも充電が必要になります。

震災の影響による電力不足による計画停電など、一時的に電気が使えないような状況であれば、充電して再利用できるというのは大きな利点になります。

2011/3/11の東北太平洋沖地震によって、乾電池の需要が一気に増加しました。店頭から乾電池が品切れして、Aoshimaもやむなくアメリカから最低限の予備電源として個人的に購入したんですが、同じように海外製の電池を購入された方も多かったことでしょう（緊急輸入で在庫を揃えたお店も多かったようです）。

	規格	アメリカ	備　考
	単１形	D Size	懐中電灯によく使用される大きさ
	単２形	C Size	小型の懐中電灯に使用される場合あり
	単３形	AA Size	いちばん一般的に使用されている大きさ 英語では「ダブル・エー」
	単４形	AAA Size	リモコンなどで使われることが多い大きさ 英語では「トリプル・エー」
	単５形	N Size	あまり見ませんね
	単６形	AAAA Size	あまり見ませんね
	９Ｖ形	9-Volt Size	あまり見ませんね

呼び方が異なると不便ですよね。アメリカのANSI規格の呼び名をほぼ世界共通で使っているので、この表があれば海外製品の使用電池の表示が分かったりして、便利に使えると思います。

使えなくなってしまった乾電池など、処分する場合にも注意が必要です。

いわゆる乾電池（ボタン電池なども含めて）は、各自治体が定めている方法に則って処分を行ってください。

充電式の電池（音楽プレーヤーやデジカメ、パソコンなどに幅広く使用されてます）については、小売店などで回収を行っているのをよく見かけます。むやみにゴミとして処分せず、リサイクルのルールを守りましょう。もちろん、自治体によっては上記のルールに当てはまらない場合もあるので、詳細は広報などでご確認ください。

※港区では、区役所や支所等の41施設に回収ボックスを設置して回収しています。分類としては「不燃ごみ」ですが、回収にご協力ください。東京都の多くの自治体では、ごみではなく資源として回収を行っています。

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